エア・カナダ・ルージュ、関空/バンクーバー線の関空発初便に262名

  • 2015年5月7日

AC日本支社長のワイス貴代氏、駐日カナダ大使のマッケンジー・クラグストン氏、エア・カナダ・ルージュ 国際線運航部門シニア・ディレクターのアレックス・ピットマン氏、国土交通省大阪航空局関西空港事務所関西国際空港長の鏡弘義氏、新関西国際空港代表取締役副社長の春田謙氏  エア・カナダ(AC)は5月2日、エア・カナダ・ルージュで関空/バンクーバー線を新規開設した。日本発の初便搭乗者数は上級クラスの「プレミアムルージュ」が18名、エコノミークラス「ルージュクラス」が244名の計262名で、搭乗率は93.6%だった。なお、同路線の運航機材はボーイングB767-300ER型機で、プレミアムルージュが24席、ルージュクラスが256席の計280席。

 ピーアールを担当するユース・プラニング センターによると、同日開催された就航記念レセプションでは、AC日本支社長のワイス貴代氏が登壇。「大阪のお客様から戻ってきてほしいと、長い間ラブコールを受けていた。カナダだけではなくアメリカに行くのも便利であるので、いろいろな形で利用してほしい」とコメントした。

関空に就航したB767-300ER型機  ACによると、関空/バンクーバー線の運航は10月24日までで、最大週5便で運航する。15年冬ダイヤは運航する予定はない。ただし、ワイス氏は本誌の取材に応え、利用状況を考慮した上で「今後、通年化もプランの一環として考えている」と意欲を示した。同路線の乗客はほとんどが日本人だが「日本人のみの乗客に頼り切るのではなく、日本を訪問するカナダ人などにももっと使ってほしい」考え。徐々に需要を見据えながら、デイリー化へと繋げたいとした。

 また、将来的には、エア・カナダ・ルージュで関空以外からの運航も検討したい考え。ただし、通年運航ではなく、実現するとすれば需要に合わせたピーク時期のみ、季節便として運航する見込みだという。