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エクスペディア、アジアを重要地域に、訪日の誘致を強化

  • 2015年4月7日

パートナーイベントの様子  エクスペディアはこのほど、日本政府観光局(JNTO)と関東地方の主要ホテル関係者約250名を招待し、パートナーイベントを開催した。JNTOによると、2013年の訪日外客数は前年比24.0%増の1036万3900人、2014年の訪日外客数も29%増の1341万4000人と2桁増が継続。エクスペディアによると、こうした訪日外客数の増加を受け、戦略的にインバウンドの誘致を強化しているという。イベントでは、同社のインバウンド戦略について説明をおこなうとともに、パネルディスカッションを開催した。

 プレゼンテーションをおこなったエクスペディアアジア地域最高事業責任者のビクラム・マルヒ氏によると、同社では現在、400社以上の航空会社と約43万5000軒のホテルを取り扱っており、年間取扱高は13年10月から14年9月までで約5兆2000億円。また、同社日本地区マーケティングディレクターの木村奈津子氏によると、アジア市場は今後の成長を見据え重要地域に設定しており、毎年投資額を増加させているという。マルヒ氏も「アジアは急成長しているマーケット」で、現在アジアでは11拠点を展開し、そのうち60%以上がアジアからアジアへの予約であると話した。

 その中でも、日本へのインバウンドは世界からが前年比87%増、アジアからは211%増と大幅に増加。また、日本への旅行予約数も香港が640%増、タイは316%増、マレーシアが188%増などアジアからのインバウンドが飛躍的に伸長しているという。

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