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15年GW、1位は台湾、韓国も回復傾向に-国内は東京、北陸が5位に

  • 2015年3月26日

 日本旅行業協会(JATA)が会員会社の社員389名を対象に実施したゴールデンウィーク(GW)の人気方面の調査で、海外旅行の1位は昨年に引き続き台湾となった。調査は340社の営業、企画、カウンターなどの担当者を対象に、アンケートにより実施した。

 JATAによると、台湾については女性のグルメツアーなどが人気を博しているというコメントがあった。2位はハワイ、3位はシンガポールで、ハワイは家族層を中心に全世代から人気だという。シンガポールは女性を中心に昨年から人気が継続しているという声が挙がった。なお、上位3位は昨年と同様の結果となった。

 4位には昨年12位だったタイがランクインしており、近場のリゾートとして人気が上昇しているという。また、韓国が14位から9位に上昇し、JATAでは「女性グループを中心に人気が回復傾向にある」との見方を示している。一方、昨年8位のフランスは上位10位に入っておらず、フランス紙襲撃事件などの発生により、「2月頃から予約は大きく落ち込み、キャンセルも多い」(JATA広報室)という。

 JATAではそのほか、会員の大手ホールセラー6社を対象に販売動向調査も実施。3月上旬の時点でパッケージツアーの申込予約状況は、日並びの影響などにより後半の5月に集中する傾向が見られた。出発のピークは4月29日と5月2日で、近場の3日間から5日間のパッケージツアーに人気が集中しているという。

 また、全方面でシニア層の夫婦旅行が好調に推移。方面別ではオーストラリアやニュージーランドなどオセアニアへの旅行が回復傾向にあり、人員ベースで前年比15.5%増と増加した。

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