成田、開業直前の3タミ公開、機能性や快適さアピール

  • 2015年3月25日

第3旅客ターミナルの外観  成田国際空港(NAA)は3月25日、4月8日に供用を開始するLCC専用の第3旅客ターミナルを報道関係者に公開した。内覧会の冒頭で概要について説明したNAA事業部門旅客ターミナル部LCC専用ターミナルビル供用準備室室長の川瀬仁夫氏は、建造コストの削減に努めた一方で、「気軽に」「機能的」「わくわく」の3つをコンセプトに掲げたことを強調。コンパクトなターミナルに各施設を機能的に配置し、ピクトグラムの活用などでわかりやすさを追求した旨を伝えた。

LCC専用ターミナルビル供用準備室室長の川瀬氏  川瀬氏は、建造に際しては案内表示を壁や柱に直接描き、看板など極力排除したことを説明。また、視認性などは失われるものの、空間には適宜柱を設置して、建築コストを削減したという。天井は仕上げをおこなわず、ダクトなどがあらわになっているが、「天井高を稼ぎ、圧迫感をなくすことができた」と快適さの向上につなげたことをアピールした。

GKのチェックインカウンター  NAAは1月にも、建設中の同ターミナルの見学会を実施しているが、この日はLCC各社や物販店舗が入居。出発ロビーのカウンターでは、LCC各社がチェックインなどのデモンストレーションを実施した。また、ジェットスター・ジャパン(GK)やバニラエア(JW)、春秋航空日本(IJ)はオリジナルグッズなどを販売する店舗も公開した。

 フードコートでは各店が実際に販売するメニューの試食を提供。寿司、うどん、お好み焼き、ハンバーガー、ちゃんぽんなどの店舗が入ったフードコートは、国内空港では最大規模の約450席を擁し、早朝4時から21時または22時まで営業する。フードコートに隣接する休憩スペースは24時間利用することが可能で、夜間滞在者が横になれるソファーベンチも100席以上設置した。

 そのほかには免税店や、ドラッグストアなどの一般店舗、24時間営業のコンビニエンスストアなども公開。バスゲートや展望台となるブリッジ、国際線4スポットと国内線が5スポットの全てに導入するエプロンルーフも披露した。エプロンルーフの導入は、国内の主要空港では初めてだという。

 供用開始時には、当初から入居を予定していたGK、JW、IJに加え、2月に入居が決定したジェットスター航空(JQ)とチェジュ航空(7C)の計5社がターミナルを利用。合わせて国際線7都市と国内線12都市に就航する。ターミナルは年間750万人の旅客取り扱いが可能で、初年度の旅客数は550万人を見込むという。

※詳細は後日、フォトニュースで紹介