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JR西、トワイライトエクスプレスをツアー用に、関西/下関間で

  • 2015年3月24日

 西日本旅客鉄道(JR西日本)は5月から、3月12日に定期運行を終了した寝台列車「トワイライトエクスプレス」を、旅行会社主催ツアー専用の臨時列車として運行する。JR西日本によると、利用者から「また乗りたい」などの要望があったことや、2017年に運行を開始する「トワイライトエクスプレス 瑞風」を盛り上げるために決定したという。現時点では、約1年間の運転を計画している。

 臨時列車の客室は人気が高かったという「スイート」と「ロイヤル」のみで編成。1号車から4号車までを客室、5号車はサロンカー、6号車は食堂車、7号車は乗務員室などとし、定員は計40名とした。

 車内では、フランス料理や同列車オリジナルのパンなどを提供。食事は朝食1回、昼食2回、夕食1回をセットにする。また、沿線自治体などと協力し、車内では特産品の販売や、伝統芸能の実演なども実施する計画だ。

 運転区間は、5月から6月までは「山陽コース」として、下りは大阪を10時頃に出発して琵琶湖を1周。その後、大阪を経由し、翌日の15時頃に下関に到着する。上りは10時頃に下関を出発し、大阪を経由し琵琶湖を1周。翌日18時頃に京都に到着する。また、7月からは山陽コースに加え、山陰本線の大阪/米子/下関を通るコースも設ける予定という。

 運転日は大阪発が5月16日、23日、30日、6月6日、13日、20日、27日で、下関発が5月18日、25日、6月1日、8日、15日、22日、29日。7月以降については未定としている。

 現時点では、ツアーを主催する旅行会社については発表していないが、JR西日本が販売契約している会社が中心となる見通し。詳細については決定次第発表するとした。