楽天トラベル、14年は営利16.4%増-15年も訪日推進

  • 2015年2月12日(木)

楽天代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏  楽天は2月12日、2014年12月期(2014年1月1日~12月31日)決算を発表した。トラベル事業の予約流通総額(※)は前年比11.4%増の6380億円、売上収益は7.4%増の372億4700万円。営業利益は16.4%増の151億8200万円。第4四半期(2014年10月1日~12月31日)については、予約流通総額は9.3%増の1535億円、売上収益は7.9%増の95億4600万円。営業利益は15.6%増の40億9800万円となった。

 決算発表会見で同社代表取締役会長兼社長の三木谷浩史氏は、同事業の成長について言及し、「足元が非常に強くなってきている」と評価した。なお、同社の2014年の国内EC流通総額は2兆円を超え、連結営業利益は17.9%増の1063億9700万円と、初めて1000億円を超えた。

 この日の会見では、トラベル事業において進める、予約システム多言語化の進捗状況についても報告した。同社はインバウンド事業の強化に向け、昨年7月に従来の営業グループを改組した「インバウンド推進グループ」を設立し、ウェブサイトの刷新や、英語以外の言語への拡大を始めたところ。昨年中には韓国語、中国語繁体字・簡体字、タイ語による対応を開始し、今年に入ってからはインドネシア語とフランス語も追加している。

 繁体字については台湾版と香港版、英語についてはマレーシア版とシンガポール版を作成するなど、同一言語でも国別の対応を進めており、現在は7言語に対応。2015年中には12言語に拡大する。同社の2014年1月から11月までの金額ベースの宿泊実績によると、シェアの上位は香港17.2%、台湾17.1%、タイ15.2%、シンガポール9.6%、アメリカ9.2%。

 同社は昨年4月、グループ他社との連携強化に向け、楽天トラベルを吸収合併したところ。トラベル事業戦略部長の神山一彦氏によれば、2014年は人材やシステムの面で交流を進めた結果、今後は「特にインバウンド用多言語サイトの海外展開を進める上で、他事業との足並みを揃えた効果がでてくる」という。現在は加えて、海外における提携先を探しており、旅行会社やランドオペレーター、メディア企業など、「訪日旅行の動きにフィットする、ありとあらゆるパートナー」との提携を模索する。

※予約受付ベースのキャンセル前取扱高(税込)。国内・海外の宿泊施設や海外航空券、楽天バスサービス、国内・海外のダイナミックパッケージ、レンタカー、ペットホテルが対象

▽訂正案内(編集部 2015年2月16日17時55分)
・訂正箇所:第4段落第1文
誤:現在は8言語13ヶ国に対応。2015年中には10言語20ヶ国に拡大する。

正:現在は7言語に対応。2015年中には12言語に拡大する。

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