東名阪4空港、年末年始の出入国者は7.5%増、羽田が牽引

  • 2014年12月14日

 成田、羽田、関空、中部の4国際空港が12月12日に発表した年末年始(2014年12月19日~2015年1月4日、17日間)の出入国者数で、4空港の合計値は前年比7.5%増(※1)の266万3700人となった。

 空港別では、成田が4.0%減の124万1300人と最も規模は大きいが、伸び率では羽田が56.9%増の52万9800人と急激な伸び。関空は6.3%増の67万7700人、中部は2.9%増の21万4900人であった。


 前年からの増減を見ると、成田は前年から5万人超減少する見通しで、関空の4万人増、中部の6000人増を相殺。これに対して羽田が19万人以上増加して全体を牽引した。

 成田については、特に第1ターミナルの減少が顕著で、第2ターミナルは10.1%増の57万2300人であるのに対し、第1ターミナルは13.4%減の66万9000人となっている。

 なお、関空と中部が発表した方面別の動向では、香港やマカオ、台湾が2桁増と共通して好調。一方、中国は関空で19.2%増となったものの、中部は3.8%増と開きが出ている。また、逆に東南アジアは、中部が日本航空(JL)のバンコク線就航もあって25.7%増だが、関空は5.7%増に留まった。

 このほかの方面は、関空ではハワイが10.0%増と伸びているものの韓国や欧州、北米が前年割れ。中部では韓国、ビーチリゾート、北米、オセアニアの路線が数を減らしている。

※関空は前年実績が2013年12月25日~2014年1月6日の13日間で発表されているため、数値を13で除算して17で乗算している


▽訂正案内(編集部 2014年12月16日10時50分)
・訂正箇所:第2段落第2文
誤:6.3%減の67万7700人

正:6.3%増の67万7700人