フィジー・エアウェイズ、香港経由ルート提案、来夏にチャーター計画

  • 2014年12月8日(月)

エア・システム旅客部営業係長の日埜貴之氏  フィジー・エアウェイズ(FJ)は、12月4日に開催されたフィジー観光促進協議会(FTDA)主催のセミナーで、香港での乗り換えを利用した日本/フィジー間の旅程を提案した。FJ日本地区旅客総代理店のエア・システムで旅客部営業係長を務める日埜貴之氏は、2009年春にFJが成田/ナンディ線の運航を休止して以来、日本/フィジー間の直行便はないものの、その後に就航した香港/ナンディ線を活用することが可能と説明。キャセイパシフィック航空(CX)の日本/香港線と接続することで、利便性の高い旅程を作成することが可能とした。

 日埜氏は、2014年冬ダイヤにおいては、往路はCXの午前便を利用することで、羽田、成田、中部、関空、福岡から同日の香港発ナンディ行き便に接続できることを強調。一方、復路については、FJのナンディ発香港行き便から、香港/羽田、成田、中部、関空行き便に同日接続が可能であることを示した。

新しいデザインのFJ機  現在週3便を運航している香港/ナンディ線の使用機材は、2013年3月に受領したエアバスA330-200型機の新造機。座席数はビジネスクラス24席とエコノミークラス249席で、ビジネスクラスのシートは172度まで倒すことが可能だという。FJでは加えて、同年6月にはブランド名をそれまでのエア・パシフィックからフィジー・エアウェイズに変更。機体デザインや各種サービスの刷新をおこなっている。

 日埜氏によれば、現在、同社便を利用してフィジーに入国する日本人旅行者は1割程度だという。今後はCX便に加え、日本航空(JL)の羽田、成田/香港線、成田/シドニー線と合わせた旅程なども提案し、日本/フィジー線で大きなウェイトを占める大韓航空(KE)などと競合してきたい考えだ。

 そのほかに日埜氏は、来年夏には成田/ナンディ線で6本のチャーター便を計画していることを明らかにした。実現すれば、2009年の定期便運休以降では初飛来となる。

 この日は、ニューギニア航空(PX)日本地区総支配人の鈴木哲夫氏も、PXが週1便で運航している成田/ポートモレスビー線と、ポートモレスビー/ホニアラ/ナンディ線を接続するルートを提案。同社では今年4月のボーイングB737型機のリニューアルにより、機内設備やサビースが大きく向上したことをアピールした。

 同協議会の事務局を務めるフィジー共和国大使館の川端郁代観光・商務官は、フィジー観光の現況について説明。近年はマリンスポーツなどのアクティビティーや、お土産類が充実していることなどについて述べるとともに、日本人旅行者の動向については、「シニアや3世代の旅行に加えて、英語留学での渡航が多い」と報告した。

 フィジー大使館によれば、同国への日本人旅行者は2008年には約2万2000人いたが、FJの直行便が運航を停止した2009年には1万4975人に低下した。以降は減少傾向が続き、2012年には7069人にまで低下。2013年は増加に転じたものの7314人にとどまっている。

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