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成田、14年冬の国際線は17便減の1419便-国内線は45便増

  • 2014年10月26日

 成田国際空港(NAA)によると、2014年冬ダイヤ(2014年10月26日~2015年3月28日)の国際線旅客便の週間便数は1419便で、13年冬ダイヤから17便減、14年夏ダイヤからは9便減となった。航空会社数は73社で、93都市に95路線を運航する。なお、12月8日からは香港エクスプレス航空(UO)が新規就航するため、74社となる予定だ。

 14年夏ダイヤ当初比では、オーロラ航空(HZ)がウラジオストク線、ジェットアジアエアウェイズ(JF)とタイ・エアアジアX(XJ)がバンコク線を開設。チャーター便を定期便化しており、NAAによると東南アジアからの旺盛の訪日旅客需要が背景にあるとの分析だ。

 また、エチオピア航空(ET)が全日空(NH)とのコードシェアを新たに開始した。このほか、冬ダイヤ中にはエアアジアX(D7)が11月21日からクアラルンプール線を週4便で、UOが12月8日から路線を開設する予定だ。

 夏ダイヤからの主な減便・運休を見ると、ユナイテッド航空(UA)が11便減、エア・カナダ(AC)が8便減、デルタ航空(DL)、アシアナ航空(OZ)、フィリピン航空(PR)が7便減となった。また、トランスアエロ航空(UN)がモスクワ線を運休している。

 一方、国内線旅客便の週間便数は447便で、13年冬から45便増、14年夏から7便増と増加。航空会社数は7社で、16都市に17路線を運航する。

 国内線ではLCCの新規就航・増便が目立っており、14年夏ダイヤ当初比でみると、春秋航空日本(IJ)はNAAに新たに乗り入れ、広島、高松、佐賀線の3路線28便を運航。ジェットスター・ジャパン(GK)は熊本線を開設したほか大幅に増便し、42便増となった。ピーチ・アビエーション(MM)も4便増と増加。バニラエア(JW)は13年冬比で31便増も、14年夏比では18便減となった。

 減少したのはスカイマーク(BC)で、14年夏比で42便減。このほか、日本航空(JL)が7便減となった。

 なお、貨物を含む総発着回数は2122回、就航都市数は118都市、航空会社数は87社で、ともに開港以来最高を記録する見込み。

▽成田2014年冬スケジュール、航空会社別便数一覧
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