日本旅行、ミャンマーで鉄道ツアー、譲渡先の日本車両に乗車

  • 2014年8月24日

 日本旅行はこのほど、かつて日本で活躍し、現在はミャンマーで運行中の「キハ181型気動車」に乗車するツアー「海を渡って活躍する日本の名車たちを尋ねる旅」を販売開始した。

 キハ181型は1968年から40年以上、日本全国の山岳路線などで利用されていた車両で、日本旅行では2011年12月の引退時に京都/米子間でツアー「ありがとう181系ファイナル」を実施。同ツアーで利用した車両はその後ミャンマーに譲渡されたが、多くの鉄道ファンが現地ツアーの造成を希望したため、同社では催行に向けて調整を続けてきたという。

 旅程は4泊6日で、全日空(NH)の成田/ヤンゴン線でミャンマー入りし、2日目にヤンゴン市中央駅などを見学する。その後は古都バゴーやゴールデンロックなどを観光し、4日目にチャイトウ駅から、現在は「Kyaik Hto Special Express」として使用されているキハ181系に乗車してヤンゴン駅へ向かう。

 なお、ミャンマーでは通常、鉄道写真の撮影には国の許可が必要となるが、今回のツアーでは撮影が可能。また、通常では立ち入りできない車両区や車両修理工場などの施設も見学できるという。

 旅行代金は10月23日と11月6日の出発が25万5000円、11月27日出発は23万5000円となる。最少催行人員は15名で、添乗員が同行する。販売方法はインターネットのみで、日本旅行グループの店舗では販売しない。