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日系2社、5月の国際線旅客は12.4%増-全日空の勢い続く

  • 2014年7月8日

 日本航空(JL)と全日空(NH)の2014年5月の運航実績で、2社合計の国際線旅客数は前年比12.4%増の119万9094人だった。座席供給量を表す有効座席キロ(ASK)は14.6%増で、旅客輸送量を表す有償旅客キロ(RPK)も16.0%増と増加。ロードファクターは0.9ポイント増の72.2%と前年を上回った。

 2社の比較では、NHがASKで2ヶ月連続、RPKで初めてJLを上回った。JLはASKが4.5%増のところRPKも7.8%増と伸び、ロードファクターは2.3ポイント増の73.4%。NHはASKが26.3%増の2桁増となるも、RPKが25.4%増と届かず、利用率は0.5ポイント減の71.0%となった。

 方面別では、JLは旅客数の伸び率で、太平洋が18.5%増、中国が17.4%増、グアムが17.2%増、オセアニアが16.6%増と2桁増を記録。一方、韓国は9.7%減、東南アジアも1.5%減と減少した。利用率では、東南アジアが1.1ポイント減の67.9%と前年を下回ったが、その他の方面で前年を上回る結果となった。なかでもオセアニアは20.1ポイント増の73.1%と大きく改善。中国も7.6ポイント増の57.6%と増加した。

 NHは、旅客数の伸び率は全方面で2桁増と増加。一方、利用率は欧州が4.7ポイント減の67.0%、北米・ホノルルが3.4ポイント減の76.8%と減少。アジアは3.4ポイント増の67.4%となった。