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日本航空、関空の国際線復活に意欲、14年度中にも発表めざす

  • 2014年4月22日

日本航空(JL)執行役員・西日本地区支配人の中野星子氏 日本航空(JL)執行役員・西日本地区支配人に4月1日付けで就任した中野星子氏がこのほど本誌インタビューに応じ、関空発着路線を積極的に拡充する方針を示した。

 中野氏は、JLが経営破綻で「皆様に大変なご迷惑をおかけした」とした上で、「航空会社として(地域に)一番貢献できること」は路線網の拡大による人、物、文化の交流促進とそれによる経済の活性化と指摘。その上で、経営破綻の際に減便、運休した路線を国際線、国内線ともに「できるかぎり速やかに1便1便開設していきたい」と強調した。

 国際線では、以前は関空発着で25路線を運航していたが現在は5路線に縮小。今後は、特に欧米線や中距離アジアへの路線で需要を注視しながら、復便を「是非とも実現していきたい」考え。

 最初の運航再開の時期は、現時点では2015年度以降を計画しているが、「早めに発表させていただいて飛ばさせていただきたい」といい、2014年度への前倒しもめざしたいという。

 また、中野氏は復便後の路線の維持と発展に向けた旅行会社との関係性についても言及。「短命で終わらせないためにも、皆様のご支援を大いに期待している」とし、旅行会社と共同でキャンペーンを展開するなどを通して需要を喚起していくアイディアも示した。

※インタビューの詳細は後日掲載予定