アメリカン航空、羽田昼に意欲、成田も維持-B787導入検討も

  • 2014年4月6日(日)

AAアジア・太平洋地区副社長のエルワン・ペリラン氏  アメリカン航空(AA)アジア・太平洋地区副社長のエルワン・ペリラン氏がこのほど日本市場への意欲を語った。4月2日に開催したプレス向けイベントで、ペリラン氏は政治や経済、貿易などにおける日米間のパートナーシップを踏まえ「羽田からアメリカ各都市へのルートの拡張は極めて重要」と説明。「いただけるならもちろん(羽田昼間時間帯の発着枠を)いただきたい」と話した。

 AAは昨年12月に羽田/ニューヨーク線を運休。早朝発であるためビジネス需要が取り込めなかったことが一因との分析だ。一方、ペリラン氏は2011年から共同事業を展開中の日本航空(JL)が3月から成田/ニューヨーク線を増便していることを指摘。共同事業ベースで日本/米国線を捉えている考えを示し、羽田を含む新路線についてもJLと協議の上、決定していく方針とした。

 羽田についてはJLと全日空(NH)の間で発着枠数に偏りが生まれているが、ペリラン氏は「一般論として、国交省からバランスの取れたサービスの意思決定がしかるべきことなのでは」との考えを表明。日米間の航空交渉で「よりよい合意に至れれば」と期待を見せた。

 一方、現在運航中の成田路線については、羽田就航後も維持する考え。成田の太平洋路線の乗客のうち6割はJL便に乗り継ぎ、アジア各都市に移動しているといい、際際乗り継ぎのハブ空港としての位置づけは変わらないとの認識だ。AAでは6月から香港、上海/ダラス・フォートワース線を開設する計画だが、AAが東南アジア/米国直行便を就航するのは「いくつかの限定された都市」であるとし、「成田はこれからも引き続きアクティブな役割を果たし続けていく」とした。

 また、同氏はJLとの共同事業の成果についても言及。日本の法人需要が拡大できたとしており、特に同社が力を入れているダラス・フォートワース以遠の南米ルートについて、引き続き強化していく考え。このほどUSエアウェイズ(US)と合併したことで、米国のハブ空港は4港増の9港となり、1日に6700便を57ヶ国・地域の340都市に就航するなどネットワークも拡大したという。

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