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旅行業倒産、1月は4件、負債額は2.8億円

  • 2014年2月12日

 東京商工リサーチ(TSR)によると、2014年1月の旅行業倒産件数は前年比1件増の4件となり、負債総額は208%増の2億7700万円となった。負債は3倍超の増加だが、1件あたりでは6900万円のため、TSRでは小規模倒産が中心としている。

 4件は旅行業者代理業が主で、東京1件、関西3件。いずれも地元顧客に対して旅行や出張の手配をおこなっていたが、販売不振や従来からの業績悪化の影響から抜け出せずに破産するケースが多かった。

 なお、宿泊業は件数が1件増の6件となったが、負債額は40.4%減の35億5200万円と大きく前年を下回った。山口県長門市で慶応元年創業であった白木屋グランドホテルが22億7283万円の負債を抱えて破産開始決定を受けた以外は、10億円以上の大型倒産が発生しなかったという。