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マレーシア観光年開始、「本物のアジア体験」テーマに

  • 2014年1月22日

公式マスコットのテングザル マレーシア観光局によると、1月4日にクアラルンプールで2014年マレーシア観光年開始の記念式典が開催され、マレーシア副首相のタン・スリ・ダト・ハジ・ムヒディン・モハマッド・ヤシン氏がキャンペーンテーマを発表した。マレーシア政府が観光年を掲げるのは、1990年、94年、2007年に続き今回が4度目となる。

 キャンペーンテーマは「ワン・マレーシア・トゥルーリー・アジア(マレーシアで本物のアジア体験を)」。ヤシン氏は「観光年のキャンペーンは、単に幸せな思い出や素晴らしい体験を創出することのみを目的としておらず、マレーシアが友好の架け橋となり、お互いの文化や伝統への理解を深めることを真の目的としている」とコメント。政府主導で官民協力のもと、あらゆる政策的な枠組みを駆使していると話した。

 また、観光年ではオフィシャルマスコットも設定。マレーシア、ボルネオ島のみに生息する固有種で、マレーシアを代表する動物である「テングザル」を選んだ。

 マレーシア政府は2020年までの目標として、観光客数3600万人、歳入1680億リンギット(約5兆400億円)を掲げている。2014年は観光客数2800万人、歳入7600億リンギット(約2兆2800万円)をめざしており、200以上のイベントや祭典がおこなわれる予定だ。

 なお、記念式典ではストリートパフォーマンス、マレーシア観光文化省によるビデオプレゼンテーション、マレーシア民族音楽や民族打楽器の演奏、キャンペーンテーマに基づいたパフォーマンスや花火などを実施。述べ5万人以上が集まったという。