itt TOKYO2024
itt TOKYO2024

成田、13年の10大ニュース-オープンスカイ、国際線着陸料改定など

  • 2013年12月25日

 成田国際空港(NAA)はこのほど、2013年の成田空港10大ニュースを発表した。まず挙がったのは5月20日の開港35周年。NAAは今年を更なる飛躍に向けた節目の年と位置づけており、中期経営計画「イノベイティブNarita2015~選ばれる空港をめざして~」も開始した。

 2番目は3月31日からのオープンスカイ適用で、これにより空港容量が27万回に拡大した。3番目は国際線着陸料関連が挙がった。NAAでは4月1日から、国際線ネットワークの拡大とアジア地域における競争力強化のため、国際線着陸料を航空機の種類に応じて平均5.5%引き下げた。また、インセンティブとして増量割引の導入も実施。手荷物取扱施設使用料で区分の見直し・引き下げもおこなった。

 路線関係では、国際線、国内線ネットワークの拡充があがった。13年は国際線で全日空(NH)がサンノゼ線、ユナイテッド航空(UA)がデンバー線を新規開設。チェジュ航空(7C)、トランスアジア航空(GE)、バニラ・エア(JW)が新規就航した。

 また、LCC関連では「LCCの充実、深夜早朝の利便性向上」が10大ニュースに選ばれた。LCCの占める割合は夏ダイヤ開始時で10.4%、冬ダイヤ開始時で11.5%に拡大し、冬ダイヤ中には16.3%に増加する予定。こうしたなか、24時間営業のコンビニエンスストアが開業。駐車料金の早期割引キャンペーンや早朝6時まで到着するバスのネットワークと運行本数が拡大するなど、、LCC対応が充実してきたという。

 このほか、夏ダイヤで週間総発着回数が週4144回、冬ダイヤで就航都市数が116都市、乗り入れ航空会社数が84社となり、それぞれ過去最高を記録。カーフューの弾力的運用開始やシャトルシステムの運用終了と連絡通路供用なども10大ニュースに選ばれた。10大ニュースの一覧は下記の通り。


▽10大ニュース2013

・開港35周年を迎える
・オープンスカイが適用
・国際線着陸料などの料金改定、国際線着陸料の増量割引導入
・国際線・国内線ネットワークが更に拡充(新規航空会社の就航、新規路線の開設)
・LCCの充実、深夜早朝の利便性向上
・週間発着回数が過去最高を記録(2013年夏ダイヤ)
・離着陸制限(カーフュー)の弾力的運用開始
・ノンストップゲート化へ向けた実証実験実施
・シャトルシステムの運用終了及び連絡通路供用
・成田空港活用協議会発足