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ユナイテッド、ヒューストン1日2便に、シアトル・バンコク運休へ

  • 2013年11月20日

UA機材(B787型機) ユナイテッド航空(UA)は2014年3月31日から、成田/ヒューストン線を現行の1日1便から1日2便に増便する。アジアや欧州を含めたUA全体での路線調整の結果で、好調な中南米への需要の取り込み強化をはかるもの。ヒューストン発の中南米線は21時前後の便が多く、成田線はヒューストン着が現在は14時だが、これに16時55分着の便を追加して利便性を向上する。使用機材は2便ともボーイングB777-200型機でビジネス50席、プレミアムエコノミー72席、エコノミー145席。

 一方、路線調整の一環で、成田発着のシアトル線とバンコク線の運休も決定。シアトルは2014年1月16日、バンコクは3月28日の成田発便が最終便となる。UAは現在、全日空(NH)とのアジア/米国間ジョイントベンチャーをおこなっており、この中で「同2路線については、引き続きNH便にてご案内をおこなう」(UAアジア・太平洋地区広報ディレクターの永田浩二氏)考えだ。

 UAでは現在、アメリカン航空(AA)による羽田/ニューヨーク線の運休で空く羽田空港の発着枠について、米国運輸省(DOT)にサンフランシスコ線への就航を申請済みだが、今回のヒューストン線増便、シアトル線などの増便とは直接関係ないという。

 なお、日米路線では、AAのほか、デルタ航空(DL)も関空/シアトル線と成田/サンフランシスコ線の運休を決定しているところ。また、AA運休後の羽田発着枠についてはハワイアン航空(HA)もコナ線の就航をめざしている。