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関空、1タミを大規模改修、開港20周年で

  • 2013年11月17日

 新関西国際空港は、2014年9月4日に関西国際空港が開港20周年を迎えるにあたり、第1旅客ターミナルビルの大規模な改修をおこなう計画だ。関空では2010年に国際線出国エリア内を再開発して免税エリア「KIXエアサイドアベニュー」を設けたが、今回は商業施設だけでなく機能の改善にも取り組む方針で、開港以来初めての大規模改修となるという。

 改修は主に、「快適な空間の創造」「利便性・機能性の向上」「魅力ある商業エリア創造」の3テーマで実施。快適な空間では、館内のトイレやベビールームを順次改装するほか、2階と4階の待合椅子を順次更新して電源も配置。また、国際線、国内線ゲートエリアの待合椅子も新しくする。3階免税エリア北側にラウンジ・シャワー施設も新設する。

 また、利便性・機能性の向上では、4階でチェックインシステムの改良や店舗と施設の再配置をおこなう。店舗と施設の再配置は、南・北・中央の3ヶ所に分かれている団体カウンターを南・北に集約し、中央には両替所やATM、ビジネスセンターなどを集める。また、案内・保険カウンターも刷新する。

 さらに、魅力ある商業エリアについては、4階の免税エリアを拡大するほか、3階のKIXエアサイドアベニューでも免税店を追加。訪日旅客のニーズに対応する日本土産や電化製品などを扱う店舗も新たに設ける。このほか、2階と4階には24時間対応のコンビニエンスストアを開設する。

 なお、工期は2014年3月中旬の着工、2015年3月末の完了を予定している。