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カナダ、羽田昼間は1日1便ずつで合意-NHとAC、就航に意欲

  • 2013年10月2日

 日本とカナダの航空当局間協議が9月30日と10月1日に開催され、羽田の昼間時間帯について、国際線発着枠が6万回に増加する段階で、両国それぞれ1日1便の運航を可能にすることで合意した。これにより、羽田で昼間時間帯の就航が可能な国は、カナダを含め10ヶ国となった。羽田の増枠は2014年3月末を予定している。

 国土交通省は10月2日、日本側の発着枠を全日空(NH)に割り当てると発表。NH広報室は「来年3月からのカナダ線の開設について、是非前向きに取り組んでいきたい」とコメントした。NHは現在エア・カナダ(AC)が運航する成田/バンクーバー、トロント、カルガリー線とコードシェアをおこなっているが、羽田の昼間時間帯はNHとしても運航していきたい考えで、コードシェアなどについては今後調整していくとした。

 一方、エア・カナダ(AC)も羽田昼間時間帯での就航に意欲を示す。AC日本地区旅客営業・マーケティング本部長のワイス貴代氏は「AC全体として羽田(の昼間時間帯就航枠)を歓迎している。羽田枠を効果的に利用できるよう、意欲的に取り組みを進めていきたい」と意気込みを語った。

 就航先としてはAC最大のハブ空港と位置づけるトロントを検討しているという。今後は成田、羽田両空港で、バランスを見ながら路線ネットワークを決定していく予定で、成田路線に関しては今後検討していくとした。