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中部、新ターミナル「作る方向」-エアアジアJの動向注視

  • 2013年7月14日

 中部国際空港は2014年度中に開業予定の新ターミナルについて、現時点では建設をおこなう方針だ。同社広報によると「作る方向で検討している。進めるところは進めている」という。中部ではエアアジア・ジャパン(JW)が中部の第2拠点化を表明したことをきっかけに新ターミナルの建設を計画しており、今年3月末には周辺のエプロンや駐車場の整備・増設を含めた南側地区整備事業計画を発表していた。

 6月に全日空(NH)とエアアジア(AK)が提携を解消したことで、一部で「ターミナル建設凍結」との報道もあったが、同社広報によると、現在中部に就航している航空会社などとターミナル建設に向けた対話をおこなっているほか、エプロンや駐車場整備についても詳細な計画を詰めているところという。

 今後はNH側の動きを注視しながら方針を決めていく考えで、NHが7月末に発表を予定している、JWの今後の展開を踏まえて判断する。なお、NH側は、JWの既存路線は維持する方針であるものの、中部での新規路線開設や増便、拠点化などの詳細な内容については「検討中」としている。