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JATA旅博、出展好調、会議テーマを決定-前夜祭も開催へ

 日本旅行業協会(JATA)によると、「JATA旅博2013」へのこれまでの出展コマ数が935コマとなり、前年同時期の733コマを大きく上回っている。今後、駆け込みでの申し込みも入ってくるため、最終的には990コマ程度に達し、主催者ブースなどを含めると合計は1200コマの規模まで拡大すると見通しだ。

 今年の旅博は、9月12日から15日にかけて開催。前回までは東京ビッグサイトの会議棟と展示棟3ホールを使用して開催していたところを展示棟4ホールに切り替え。出展コマ数の増加は、この変更によってスペースに余裕ができていることも理由の一つという。

 また、今年の旅博では旅行商品の販売を可能とし、専用のスペースを設けることを決めている。当初、スペースの名称は「トラベルバザール」としていたが、すでに商標登録されていたため、「旅博市場」に変更した。

 旅博市場では、ジェイティービー(JTB)とエイチ・アイ・エス(HIS)が参加を決定。かねて旅行会社側から商品販売への要望はあったものの、実際に会場内で旅行予約を受け付けるためには販売システムの接続など技術的な課題もあり、JTBとHIS以外の出展は見送られた。ただし、日台観光促進協会と台湾観光協会が共同で参加し、日本の旅行会社10社が台湾へのツアーなどを販売する。

 当初は募集型企画旅行商品のみに対象を限定するなど一定のルールを設ける意向だったが、基準設定が難しいこともあり旅行会社の店舗で販売されるものは会場でも販売可能とした。価格競争への懸念もあるが、この点についても規制はせず、節度ある運営を期待することとした。

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※訂正案内(編集部 2013年6月17日10時40分)
訂正箇所:第3段落第2文 誤:すでに社名として使用されて

正:すでに商標登録されて