JATA、海外卒業旅行企画コンテストを今年も実施-若者の需要喚起で

  • 2013年5月30日

 日本旅行業協会(JATA)は昨年に続き、学生を対象にした「海外卒業旅行企画コンテスト」を実施する。ビジット・ワールド(VJ)事業の一環としておこなうもので、若年層の海外旅行需要喚起をはかる考え。昨年は27作品の応募があったが、今年は昨年よりも1ヶ月強ほど早く告知し、応募者の増加をめざす。また、観光系の学校150校や、昨年度の応募者には直接働きかけをおこなっていくという。

 コンテストでは学生から2014年1月から3月出発の海外卒業旅行の企画を募集。学生のアイディアをもとに、JATA会員旅行会社がともにチームを組み、旅行商品を造成する。

 1次、2次審査を経て、優秀企画に選ばれた応募者は、JATA会員の旅行会社と企画や仕入れに関するミーティングをおこない、販売可能な商品へと仕上げる。その後、9月13日に開催する「JATA旅博2013」で公開プレゼンテーションによる企画発表会をおこない、グランプリを決定する。なお、実際に旅行商品を販売するかは旅行会社の判断となる。昨年はグランプリの「イタリアかぶれツアー」を阪急交通社が商品化した。

 応募資格は、全国の大学、短大、専門学校に在籍する学生で、グループでの応募も可能。今年からグループで複数作品の応募が可能となった。応募期間は6月3日から7月5日必着で、「もっと!海外へ」ウェブサイトから、所定の様式をダウンロード後、データをメールに添付して提出する。グランプリには旅行券30万円、優秀作品賞には旅行券10万円を贈呈する。

http://mottokaigai.jp/news/topic/s_contest