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JTBと電通、地域観光マーケティングスクール開始

  • 2013年5月14日

 ジェイティービー(JTB)はこのほど、電通と共同で「地域観光マーケティングスクール」の販売を開始した。これは、地域の観光資源を活用して着地型旅行商品を開発し、交流人口の拡大により地域活性化をはかる際に必要となる「観光リーダー」を育成するプログラム。

 JTBが掲げる「交流文化事業」の「DMC(デスティネーション・マネジメント・カンパニー)戦略」の一環で、観光を軸に経済波及効果や雇用促進効果を高め、地域活性化をはかる。企業マーケティングを得意とする電通と連携することで、観光資源の掘り起こしや高付加価値化、差別化につなげ、継続して安定的な集客のために必要な地域資源の育て方やノウハウを伝える。

 プログラムの対象地域は、地域資源を活用した着地型の観光振興にこれから取り組む地域、あるいはすでに着地型旅行商品を開発しているが流通や販売手法に課題を抱えている地域。

 プログラムでは、約2ヶ月間をかけて観光資源カルテを作成した後、3日間の講座を開催する。スクール内で開発した旅行商品は、JTBウェブサイトなどでの情報発信と販売によりフォローアップもおこなう。

 まずは2013年度に10地域、最終的には47都道府県での導入をめざす。