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中国鳥インフル、外務省がゴールデンウィーク注意喚起

  • 2013年4月21日

 外務省は4月18日、中国で発生している鳥インフルエンザ(H7N9)のヒト感染症例について、ゴールデンウィーク中の中国への渡航について注意を喚起している。これによると、4月29日から5月1日は中国全土で労働節の休暇となり、中国国内で人の移動が活発になることから、中国国内での感染の発生状況について最新情報の入手を心がけ、必要に応じて目的地の変更など旅行計画を見直すよう求めたほか、旅行先の医療事情についても事前の情報収集を心がけるべきとした。

 また、感染予防のため、生きた鳥を扱う市場や家禽の飼育場に立ち入らない、死んだ鳥や放し飼いの家禽との接触を避ける、鳥の排泄物に汚染されたものとの接触を避ける、手洗いやうがいなど衛生管理を心がける、突然の発熱や咳など呼吸器感染症の症状が現れた場合にはすみやかに最寄りの医療機関を受診することも求めた。

 なお、中国の鳥インフルエンザは4月19日12時現在で上海市、安徽省、江蘇省、浙江省、北京市、河南省で88名の感染が確認され、うち17名が亡くなっているところ。ただし、世界保健機関(WHO)では18日時点でヒト-ヒト感染例が確認されておらず、渡航や貿易を制限することを推奨しないとしている。