スイス・インター、今夏も増便-エーデルワイス航空のチャーターも

  • 2013年4月10日

LX日本支社長の岡部昇氏  スイス・インターナショナル(LX)は2013年の夏期スケジュールで成田/チューリッヒ線を2便増便し、週9便で運航する。昨年と同様、エーデルワイス航空(WK)のウエットリースによるもの。LX日本支社長の岡部昇氏はこのほどスイス政府観光局と開催したイベントで、2013年は前年の売上高の3%から5%の増加をめざす考えを示した。

 運航期間は6月16日から9月22日。運航機材はエアバスA330-200型機で、ビジネスクラス28席、エコノミークラス255席。また、LXでは3月中旬にボーイングと契約を締結し、ボーイングB777-300型機の導入を決定しており、成田線にも2016年に投入する予定だという。

 LXは4月1日から、全日空(NH)、ルフトハンザ・ドイツ航空(LH)、オーストリア航空(OS)とジョイントベンチャー(JV)事業を開始したばかり。岡部氏はセールス活動を4社共同でおこなうとし、連携強化と意思疎通などの利便性向上をはかり、一部の日本支社機能を移転すると説明。岡部氏と営業担当者は7月までにLHとOSのオフィスに移動するとした。

スイス政府観光局日本支局長の阿部かすみ氏  移動に伴い、現在のLXのオフィスにはスイス政府観光局が移転する。スイス政府観光局日本支局長の阿部かすみ氏は「連絡が密になり、仕事の利便性も上がる。スイスのブランディングを協力して引き続きおこなっていく」と意欲を述べた。

 また、2014年2月6日は日本とスイスの国交樹立150周年。このため、同局ではロゴの作成や記念イベント、プロモーションを計画しており、150周年を機にスイスの認知度を高めたい考えだ。

 その他、セミナーではWKのCCOであるルドルフ・シューマッハー氏が登壇。同氏によると、今年は増便分のスケジュールを早めに発表し、旅行会社の商品造成促進をはかったという。さらに、WKでは日本/チューリッヒのチャーターも予定しており、13年は仙台、関西、札幌、広島、名古屋、松山、福岡の7都市から8本実施するとした。

 成田線の増便分のスケジュールについては下記の通り。

▽LX 成田/チューリッヒ線 運航スケジュール(増便分)
LX8947便 NRT 13時40分発/ZRH 19時05分着(金、日)
LX8946便 ZRH 17時10分発/NRT 12時00分着※翌日(木、土)