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大韓航空、持株会社制に移行-8月から2社体制に

  • 2013年4月2日

 大韓航空(KE)は2013年8月に持株会社体制に移行する。これにより、KEは投資事業を統括する持株会社「韓進(ハンジン)KALホールディングス」と航空運送事業を担当する事業会社「大韓航空」の2社体制となる予定だ。

 KEによると、持株会社化することで経営の透明性を高め、企業価値や株式価値の向上とへと繋げるねらい。持株会社は子会社の管理と新規事業投資に集中し、事業会社は独立した経営を展開し自律的な経営体制の確立をはかる。

 新設する持株会社では投資事業部門を統括し、子会社の諸事業の管轄、経営指導、整理・育成、ブランディング、商標権などの知的財産権の管理をおこなう。また、継続する事業会社では航空事業を手がけ、航空運送、航空宇宙、機内食や機内販売、リムジン事業を展開する。

 今後は6月末に分割計画書承認のための臨時株主総会を経て、8月1日までに分割を完了する計画。持株会社代表取締役には現韓進代表取締役の石泰壽氏が就任する予定だ。