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JTB首都圏、銀座に海外ウエディング旗艦店を開業-15年に取扱2.9万組めざす

  • 2013年3月26日

(左から)JTB首都圏代表取締役社長の生田亨氏、モデルの片瀬梨絵さん、JTB首都圏ブライダル事業部長の田島弘良氏  JTB首都圏は3月27日、海外ウエディング旗艦店として、「JTBウエディングプラザ銀座本店」を開業する。同店舗はウエディングコンサルティング会社4社と共同で運営。1店舗で旅行と挙式の専門スタッフがアドバイスをおこなうことで、ワンストップのサービスを提供する。3月26日の記者会見でJTB首都圏代表取締役社長の生田亨氏は、「業界内で最大の情報提供、コンサルティング能力を持つ店ができたと自負している」と自信を示した。

 生田氏によると、JTB首都圏は現在、年間で海外ウエディングを3000組、ハネムーンを2万組、計2万3000組を取り扱っている。今回の旗艦店開業により、2015年までに取扱件数を海外ウエディング4000組、ハネムーン2万5000組、計2万9000組まで拡大をめざす。

 さらに、成約率の向上もはかる。現在海外ウエディングを検討し実際に成約する比率は30%だが、これを35%から40%に高めていきたい考えだ。生田氏は「市場規模から見ると、もっと大きい店舗を作ってもいいはず」とし、今後ウエディングの取扱が拡大すれば、地方を含めた店舗の増設も検討する可能性も示唆した。

 同店舗はワタベウェディング、グットラック・コーポレーション(アールイズ・ウエディング)、高見(TAKAMI BRIDAL)、ワールドブライダルのスタッフが常駐。4社の協力のもと、最新の現地情報や豊富な画像、映像を用意し、iPadなどを活用して訪問者に提供していく。JTB首都圏ブライダル事業部長の田島弘良氏は、共働きなどで忙しいカップルでも1度に4つのサロンがカバーできるとし、「ウエディング各社の実績や経験と、JTBの強みであるネットワークやプロデュース力を融合させ、満足度の高いウエディングやハネムーンを実現させていきたい」と意欲を示した。

 また、JTB首都圏の既存のウエディングプラザやウエディングデスクとの連携も強化。イメージ作りや式場選びは銀座本店で実施し、その後詳細な打ち合わせは自宅や勤務先から近い各プラザ、デスクなどで実施できるようにすることで利便性を高める。JTB首都圏では現在1都3県に計10軒のウエディングプラザ、デスクを持っているが、2014年までにさらに4軒から5軒増やし、ネットワークのさらなる拡充をはかる。

ディスカッションテーブル。後方にはフィッティングアプリ用の写真撮影コーナーも  店舗ではJTBのスタッフがコンシェルジュとして、挙式に興味があるケースから実際に検討しているケースまで、顧客のニーズに合わせて案内。「ディスカッションテーブル」として大きなタッチスクリーン式のモニターを設置したコーナーを設け、チャペルやレストラン、ホテルなどの資料を閲覧しながら海外ウエディングを検討できるスペースを設けた。ここで検討した内容はイメージビデオ化することも可能だ。

 さらに、写真を撮影し、ウエディングドレスや小物などを選び、チャペルの写真とともにイメージとして合成できる「フィッティングアプリ」を開発。よりウエディングのイメージがわきやすいような仕組みづくりをおこなった。

 また、店内には接遇カウンターとしてJTBのカウンター6カウンターに加え、ウエディングプロデュース各社の4カウンターを設置。VIP専用ルームとして1室個室も設けた。店舗面積は208平方メートルで、チャペルをイメージした作りとなっている。スタッフとしてJTBスタッフ10名のほか、ウエディングプロデュース各社のスタッフが常駐する。住所は下記の通り。


 ▽JTBウエディングプラザ銀座本店
住所:東京都中央区銀座5-6-1 銀座5丁目中央ビル7階
TEL:03-6748-8108
FAX:03-5537-5376
営業時間:月~土 11時~20時
日・祝・振祝 11時~19時
休業日:木、12月30日~1月3日