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海外旅行業況、回復基調へ-アジア、韓国、中国上昇、3ヶ月後も継続

  • 2013年3月21日

 日本旅行業協会(JATA)が2月4日から20日にかけて実施した旅行市場動向調査によると、2013年1月から3月の海外旅行のDI値(※)は、前回の2012年10月から12月と比べると6ポイント上昇しマイナス24となった。落ち込みは12月に底を打ったとの考えで、アジアを中心に回復してきており、韓国、中国も程度は異なるが回復傾向にある。また、円安や景気回復により商用・視察が好調だという。

 業態別では、総合旅行会社が3ヶ月前から22ポイント増と大幅に改善したほか、海外旅行ホールセラーが4ポイント増、リテーラー2が5ポイント増、インハウスは8ポイント増となった。

 方面別では、アジアが9ポイント増、韓国が8ポイント増、中国が3ポイント増で3ヶ月前の実績を上回ったが、ミクロネシアやアメリカ・カナダ、ハワイなどの他の方面では落ち込んだ。ハワイは6ポイント減のマイナス3で、12年1月から3月以来1年ぶりにマイナスに転じた。

 また、顧客層別ではハネムーンが4ポイント減、シニアが3ヶ月前と同様のマイナス15となった以外は3ヶ月前を上回る結果となった。特に学生が春休み需要もあり13ポイント増と増加。そのほか、商用・視察が7ポイント増、インセンティブが6ポイント増と伸びた。

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(DI値一覧表も掲載)