KNT、立教大生考案の三重県鳥羽市のツアーを商品化

  • 2013年2月21日

 近畿日本ツーリスト個人旅行はこのほど、メイトで「立教大学観光学部の現役大学生が鳥羽の旅をプロデュース!!~三重県鳥羽を満喫エンジョイ旅行~」を商品化した。

 鳥羽市と立教大学は、推理小説家の江戸川乱歩が作家デビュー前に鳥羽市で妻と出会い、2人の間に生まれた長男の平井隆太郎氏が立教大学の名誉教授を務め、乱歩たちが生活していた住居も「立教大学江戸川乱歩記念大衆文化研究センター」として管理、展示するなどつながりがあることから、鳥羽市と同大学観光学部がツアーの開発事業に取り組んできていたという。

 KNTの商品は、海女文化、真珠産業、水族館、あるいは伊勢海老や海藻をはじめとした伊勢志摩の食材など、鳥羽市独自の素材を学生ならではの発想力で体験型旅行として企画。例えば、女性の願い事を叶えるという言い伝えのある市内の神社めぐりや、地元食材を使用した調理実習体験、マリンスポーツ、郷土文化などの体験を取り上げた。

 なお、KNTでは、同商品をソーシャルメディアなどを利用して学生にアピールするなど、これまでの店頭告知だけでない販売促進活動も展開していくという。またKNTと鳥羽市、立教大学観光学部は、今後も産学官の連携を深めて新たな需要や観光素材の発掘、商品の造成と販売をめざしていきたいとしている。