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ジェットスター・ジャパン、中部に新規就航-新千歳、福岡、鹿児島へ

  • 2013年1月22日

 ジェットスター・ジャパン(GK)2013年夏期スケジュール(2013年3月31日~10月26日)で、中部に就航する計画を発表した。3月31日から中部/新千歳線、福岡線を、5月31日から中部/鹿児島線の運航を開始する計画で、運航便数は1日1便または2便とし、時期ごとに調整していく。

 GK代表取締役社長の鈴木みゆき氏は「東京、大阪に次ぐ日本三大都市圏のひとつである名古屋における運航開始により、これまで以上に潜在的な旅行需要を喚起できる」とコメントし、中部線新設による需要拡大に期待を示した。

 GK広報によると、中部空港はLCCターミナルの建設を検討しており、名古屋の行政とともにLCCに対する協力体制が整っていたこと、利用者から中部路線就航の要望が高かったことから就航を決定したという。ただし、中部の拠点化については現時点では可能性はなく、まずは関空の整備基地化を最優先事項として進め、その後検討していくとした。

 中部線の運賃は新千歳線が5090円から2万9990円、福岡線が4190円から2万4990円、鹿児島線が4090円から2万4990円。さらに旅客施設使用料として大人300円、子ども150円が別途必要となる。


▽成田/大分、鹿児島線新設-関空線などで減便

 また、夏期スケジュールでは新路線として、成田/大分、鹿児島線も開設。GKによると、観光資源として魅力があり、レジャー需要が見込めるとの考えから就航を決定したという。大分線は3月31日から、鹿児島線は5月31日からで、1日1便から2便となる予定だ。運賃は大分線が4290円から2万9990円、鹿児島線が4590円から2万9990円とした。

 そのほか、既存路線で増減便を実施。成田/札幌線は現行の1日3便から、4便から6便に増便する。一方、成田/関空線は減便し、3便から6月5日まで2便、それ以降は1便で運航する。関空/新千歳、福岡、那覇線は、現行はそれぞれ3便、2便、2便で運航しているが、全て1便に減便する。そのほか、成田/福岡線は1日4便から3便または4便、成田/那覇線は1日3便から2便または3便に変更した。