スイス政府観光局アジア・太平洋地区局長のサイモン・ボスハルト氏 　スイス政府観光局はこのほど開催したメディアイベントで、2013年のイヤーテーマを発表した。「スイスの伝統に触れる旅」をテーマに地方の村々や伝統建築、祭り、蒸気機関車や湖船などの乗物、工芸品、郷土料理などをアピールしていく考えだ。

　同観光局によると、2012年1月から9月までの日本人宿泊数は前年比6.9％増の45万2032泊。同局アジア・太平洋地区局長のサイモン・ボスハルト氏は「日本は今後もプロモーションを強化していきたい重要な市場」と述べ、イヤーテーマをフックに積極的にプロモーションを実施していく考えを示した。

　テーマは「地方色豊かな村々と伝統的家屋」「四季折々の伝統の祭りと行事」「往時を偲ぶノスタルジックな乗物」「職人技の息づく伝統工芸品と銘品」「多種多様な伝統の郷土料理」の5つを設定。例えば村と伝統的家屋では、アルプス地方の山小屋風家屋「シャレー」や、ティチーノ地方の石造りの家屋などを紹介。祭りではアッペンツェル州の年越し行事「シルベスタークロイゼ」や、チューリヒの春祭り「セクセロイテン」をアピールしていく。