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関空、冬の国際線便数が過去最高に、LCC各社が牽引

  • 2012年10月23日

 新関西国際空港によると、冬スケジュールで関西国際空港の国際線旅客便の計画便数が、前年実績比13.6%増の週709便となる見込みだ。これは、2008年に記録した611便を100便近く上回るもので、過去最高値を更新することになる。

 便数増の要因としては、ピーチ・アビエーション(MM)が台北線を増便する。また、同じくLCCのエアプサン(BX)が釜山線をダブルデイリー化し、春秋航空(9C)も上海線の就航を計画しているという。こうした動きにより、関空からLCCが展開する路線網は9社、13都市に拡充する。

 また、LCC以外でも、アシアナ航空(OZ)が釜山線をダブルデイリー化。エジプト航空(MS)のカイロ線、マレーシア航空(MH)のコタキナバル線がそれぞれ復便される計画だ。

 なお、方面別の便数の推移を見ると、最も便数の多い中国路線のシェアが3.2ポイント減の29.5%となった一方、韓国路線が4.2ポイント増の27.1%と差が縮まっている。また、台湾路線もMMなどにより2.2ポイント増の8.6%で推移。これら3路線で全体の65.2%を占めている。