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日本航空、B777-300ERの座席を一新-13年の成田/ロンドン線から

  • 2012年8月19日

 日本航空(JL)は国際線ボーイングB777-300ER型機で、全クラスの座席を一新する。新座席はビジネスクラスでフルフラットシートを導入し、プレミアムエコノミークラスとエコノミークラスの座席ピッチを拡大する。2013年1月の成田/ロンドン線から新座席を導入し、成田/ニューヨーク線などの欧米線を中心に拡大していく計画だ。また、国際線のボーイングB767-300ER型機についても、来年度下期以降に新座席の導入を順次進めていく予定だ。

 対象となるのはB777-300ER型機13機。ビジネスクラスでは水平型の完全フルフラットシートを導入し、全席通路へのアクセスを確保する。また、現行15.4インチの個人モニターを大型化し、23インチにする。

 プレミアムエコノミーでは座席ピッチを現行の38インチから約10センチ拡大し42インチに設定。前の席の背もたれが倒れてこないFIXED BACK構造も採用し、個人モニターも9インチから12.1インチに大型化する。

 エコノミークラスでも座席ピッチを現行の31インチから約5センチから7センチ拡大し、33から34インチとする。さらにシートをスリム化することで、足元スペースを最大で約10センチ拡大。アームレスト間の座席幅も約2センチ拡大する。

 その他、ファーストクラスでは新デザインを採用し、個人モニターを現行の19インチから23インチに拡大する。導入後の座席数はファーストクラス8席、ビジネスクラス49席、プレミアムエコノミー40席、エコノミークラス135席の計232席となる。