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日中間に段階的オープンスカイ-3年ぶり合意、羽田昼間も

  • 2012年8月8日

 日中航空関係の拡大について、北村国土交通審議官と中国民用航空局の夏副局長との意見交換が8月8日に実施され、日中間の段階的なオープンスカイと羽田路線の増便に関して合意した。日中間の航空交渉が合意に至ったのは、羽田の再国際化にあわせて枠組みを作った2009年以来のこと。

 オープンスカイについては、北京と上海、成田と羽田以外で実現。同4空港については引き続き検討となるが、北京、上海、成田関連路線は、使用可能なスロット数を拡大した。具体的には中国側が使用できる成田のスロットを現行の週170便から週198便とし、日本側が使用できる北京と上海のスロットを、週370便から週388便とした。いずれも、合意後、直ちに実施可能とする。

 また、羽田路線の増便では、2013年3月末から羽田昼間時間帯の使用を可能とする。対象路線は羽田/上海(浦東)、羽田/広州で、それぞれ日中双方で1日2便ずつ。ただし、上海は将来的に虹橋の国際枠が増加する場合、浦東からの振り替えを可能とした。

 さらに、国際線の発着枠が3万回から6万回に増加する段階(早ければ2014年夏期スケジュール)で、羽田/北京を日中双方1日2便ずつ可能とするほか、深夜早朝枠では2013年3月末から、羽田/中国国内地点を日中双方1日2便ずつ使用できるようにする。