初心者層が増加傾向、航空座席戦略は一考を-エイビーロードセミナー

  • 2012年7月12日(木)

エイビーロード・リサーチ・センター長の稲垣昌宏氏  エイビーロード・リサーチ・センター長の稲垣昌宏氏は、7月11日に東京で開催した「エイビーロード海外旅行セミナー2012」で、初心者層への航空座席の提供について「旅行業界として取り組みたいテーマ」と言及した。

 稲垣氏は2011年の海外旅行概況「エイビーロード海外旅行調査2012」で、「旅行経験が1回」の初心者層が増加傾向にあることを説明。一方で、旅行の検討・申し込み時期は2010年以降、早まる傾向にあり、「早めに行動している人は(海外旅行経験の多い)ヘビー層で、旅行スタイルはFIT」と指摘した。そのため「初心者層など(海外旅行経験の少ない)ライト層が活気づいているときに、ヘビー層が先に動いて席がないという座席の奪い合いの構造にならないようにしたい。どういう人にどの席で行ってもらう方が、業界にとって良いのか」とコメントした。

 さらに、新規市場の拡大が期待されるLCCについても「市場拡大の寄与度は不明」とし、その理由として「キャンペーンの安い運賃は、ヘビー層が先に押さえる。旅慣れていないライト層が行こうという時にはなくなっていることも考えられる」と示唆する。同じ会場で発表した「国際線LCC利用意向と満足度に関する調査」の結果で、「国際線の格安運賃の消費者相場感」で遠距離路線はライト層が片道6万605円とヘビー層の5万5222円よりも高い価格帯を示していることから、「ライト層は高い時期の運賃と比較しているのだろう。時期によってはレガシーキャリアでも十分満足する価格帯。こういう席を誰に提供するかは、今後の市場にとって非常に大切になる」との考えを述べた。

 なお、エイビーロードの「海外旅行調査2012」は、関東、関西、東海の3地域から抽出した2011年の海外旅行(レジャー)経験者を対象に実施したもの。3月21日から23日まで、インターネットで実施した。調査対象数は8495人で、調査集計数は5077人。

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