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渡航先ランキング、ロンドンが2年連続1位、東京は成長率2位

 マスターカード・ワールドワイドがこのほど発表した「世界渡航先ランキング」で、ロンドンが2年連続で世界一の渡航先となった。調査は、OAGから入手したフライト情報と座席数情報などを使用して出発旅客の数と現地での消費額の実績や予測を算出するもので、今年が2回目。海外からの渡航者による消費額でも、ロンドンが2年連続で1位になる見込みという。マスターカードでは、ロンドンがエリザベス女王の即位60周年などで注目を集めていると分析している。

 渡航者数のランキングでは、2位以下もパリ、バンコク、シンガポールが前回と同じ順位を確保。一方、昨年は5位であった香港は6位に後退し、代わりに6位であったイスタンブールが5位にランクイン。イスタンブールは前年比14.7%増の伸びを示し、上位5位の都市では最も高い伸び率となった。また消費額では、2位はニューヨークで変わらず、3位と4位はパリとバンコクが入れ替わり、バンコクが3位となった。5位は昨年7位のシンガポールが入った。

 日本の都市は渡航者数のランキング上位20位には入っていないものの、消費額では東京が18位から14位に上昇。消費額の増加率は24.2%増で世界3位となり、渡航者数の伸びも21.5%増で世界2位となっている。

 なお、東京からの渡航に限定すると、最も渡航者数が多いのはソウルで、バンコク、上海、ホノルル、台北などの順番で続いている。一方、東京への渡航者数はソウル、台北、香港、上海、シンガポールなどとなった。


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