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スターフライヤー、3月期売上高24.2%増、12年度も2割増予想

  • 2012年5月11日

 スターフライヤー(7G)の2012年3月期(2011年4月1日~2012年3月31日)の決算で、売上高は前年比24.2%増の225億8000万円となった。旅客輸送事業では、震災の影響で既存路線の旅客数は減少したものの、昨年7月の羽田/福岡線の就航などにより、総旅客数が36.7%増の94万9000人となった。利用率は5.6ポイント減の65.8%。

 一方、費用面では燃油使用量の削減などコスト削減に取り組んだものの、燃油価格の高騰や、羽田/福岡線就航に伴う航空機材費、人件費などの増加により営業費用全体で28.6%増の214億300万円と増加。この結果、営業利益は23.5%減の11億7600万円となった。また、経常利益は円高による為替差損を計上したため11.1%減の9億8600万円、当期純利益は19.2%増の9億6600万円となった。

 2013年3月期については、売上高が18.9%増の268億4600万円、営業利益が36.3%減の7億4900万円、経常利益が6億2800万円、当期純利益が12.7%減の8億4300万円を予想。増収は、羽田/福岡線の新規就航から1年が経過する7月までの上積み分と今年7月の北九州/釜山線の新規就航などによるもので、現役は燃油費の増加と事業規模拡大に向けた航空機材費などの先行費用を見込んだものという。