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訪日旅行の銀聯カード支払いでiPhone活用-日東旅行が導入

  • 2012年3月22日

 三菱UFJニコスは、中国人訪日旅行などを取り扱う日東トラベルに、iPhoneから銀聯カードで旅行代金を決済するソリューションを提供する。これは、三菱UFJニコスとフライトシステムコンサルティングが協力して開発したシステムで、iPhoneをカード決済端末に転用して使用するというもの。時間や場所を選ぶことなく、銀聯カードで決済が可能となるため、決済業務の効率化と顧客利便性の向上につなげるねらいだ。

 日東トラベルでは代金の7割から8割は出発前に収受しているものの、オプショナルツアーや追加費用といった残りの費用は空港などの出先で精算している。今回のシステム導入により、出先で旅行者が現金を持ち合わせていなくてもすぐに精算できるようになる。利用方法は、iPhoneに専用のカードリーダーを装着し、顧客の銀聯カードを読み込み、金額などをタッチパネルに入力。そして暗証番号をタッチパネルに入力すると決済できる仕組みだ。中国語表記での案内のため、顧客にとってもわかりやすい。

 日東トラベルは国内だけでなく、北京と大連にも拠点を持ち、日中双方向の旅行の実績を持つ旅行会社。2010年度は中国人観光客約5万6000人を受け入れている。