KNT、11年の営業利益は31%減-純利益は26%増、特別利益計上で

  • 2012年2月20日(月)

 近畿日本ツーリスト(KNT)が2月17日に発表した2011年12月期(2011年1月1日~12月31日)の連結業績で、営業収益(※純額)は前年比11.0%減の565億5600万円、営業利益は30.8%減の11億3200万円、経常利益は19.2%減の12億7000万円となった。同社では東京電力に対し、福島原発事故に伴い損害賠償を請求しており、賠償金額に合意したため、連結決算で特別利益に2億3900万円を計上。当期純利益は26.2%増の7億1100万円と増加した。

 また、特別利益の発生に加え、年末の海外個人旅行の間際需要による増収もあり、11年12月20日に公表した通期業績予想と比較すると、営業収益は0.3%増、営業利益は33.2%増、経常利益は27.0%増、当期純利益は137.0%増となった。

 KNTによると、11年は震災以降は旅行のキャンセルや旅行控え、訪日旅行のキャンセルにより需要が大きく落ち込んだが、夏以降は海外旅行を中心に持ち直しの傾向があった。同社ではインターネット販売の体制強化やスポーツビジネスの推進など、販売構造の革新を実施。費用面では震災による収益源に対する緊急対策として、人件費や広告宣伝費など諸経費の削減に務めたという。

 海外旅行では、団体旅行で11年は大型国際イベントもなく、震災や円高に起因する企業の業績不振などから法人の視察・招待旅行がふるわず、前年を大きく下回った。個人旅行では、ホリデイは韓国・台湾などアジア方面が好調。インターネット専用商品「クリッキー」は商品数を大幅に増やしたことで売上が増加した。しかし、全体では燃油サーチャージ高騰などの影響で前年を下回った。

 一方、国内旅行では震災の影響もあったが、団体旅行が一般団体で前年並み、学生団体は修学旅行の打ち止めなどの影響で前年をやや下回った。個人旅行では、メイトは九州方面が九州新幹線全線開業もあり好調だったが、首都圏方面で震災が大きく響き、全体として前年を下回ったという。

 12年度連結業績予想は、中期経営計画の見直しを踏まえ、営業収益が13.2%増の640億円、営業利益が76.6%増の20億円、経常利益が57.4%増の20億円、当期純利益は124.9%増の16億円とした。中期経営計画については、関連記事を参照のこと。

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