ルックJTB、「満足」で商品革新完成へ、過去最高140万人目標

  • 2012年1月11日(水)

JTBWV代表取締役社長の北島文幸氏  JTBワールドバケーションズ(JTBWV)は1月12日、2012年度上期商品の販売を順次開始する。12年度は10年度から開始した商品革新の完成をめざす。1月11日の商品発表会で、同社代表取締役社長の北島文幸氏は、10年度の「決心」、11年度の「進化」に続き、12年度をルックJTBの「満足」の年と位置づけ「お客様の期待を上回る満足の追及」をめざす考えを示した。また、「海外パッケージ商品のパンフレットの重要性を再認識」し、パンフレットの抜本的な見直しも実施。12年度の販売人員は過去最高の目標となる、11年度見込み比6%増の140万人をめざす。

 北島氏によると、11年度は震災の影響や燃油サーチャージの高止まりなどがマイナス要因になったが、訪日需要の減少による航空座席供給量の増加や、円高が追い風となり、販売人員は前年比3%増の132万人となる見込みだ。販売額も7%前後増加する予想で、経常利益も「計画以上の黒字を確保する見込み」だという。

 12年度は、団塊世代のリタイアの本格化にともなうシニア層の需要増を見込む。また、続く円高基調も追い風となる考えだ。一方、航空座席やホテルなどの仕入れ環境では、IT座席の減少、LCCの台頭、アジアの人的交流の活発化により日本市場の地位の相対的な低下で「厳しさが続く」との考え。こうしたなか、総合的な企業努力や、円高も反映し、12年度の旅行代金は前年並みに抑えた。引き続き仕入力の強化をはかるとともに、チャーター便も積極的に展開し、11年度以上に活用していく。また、LCCについては、顧客にとって満足できる商品になると判断した場合、利用していくとした。


▽商品革新、顧客の「満足」重視、新デスティネーションはブラジル、南米

 商品革新の完成では、「お客様満足の追及」として「不満足の解消」と「満足の創造」をめざす。不満足の解消として、往復並び席、航空会社、ホテルの確約などを継続。また、ベッドタイプ確約コースを拡充する。さらに、全コース燃油サーチャージ込みの旅行代金での提供、旅先情報ダイヤルやメールなどでのサポートも引き続き実施する。また、満足の創造として、少人数催行保証コースや早得プランの拡充、国内線特別代金プランの充実、ハワイの現地オリジナルバス「'OLI'OLIウォーカー」での新車両導入など、現地サービスの拡充などをはかる。

 また、2012年8月をめどにルックJTBが取扱人数累計3000万人を達成する見込みであることから、記念イベントも実施する。さらに、2012年がJTB100周年にあたることから、特別商品を設定。新デスティネーションとしてブラジルと南米の国々をとりあげ、100周年記念商品として販売する。従来はリオデジャネイロとイグアスの滝が中心だったが、新たに10コースを企画し、全13コースで展開。ブラジル最初の首都サルバドール、大湿原パンタナール、白い砂漠レンソイスなど10ヶ所を組み込んだほか、北米、ヨーロッパ、中東経由などフライトの種類も多数用意した。

 さらに、ヨーロッパでは中欧・東欧キャンペーンを展開。クリムト生誕150周年にちなみ、クリムトコレクションを有するベルベデーレ宮殿のオーストリアギャラリーの開館前特別入場や、シェーンブルン宮殿のベルグルの間特別入場の商品を設定した。

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