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JTB北海道、中国人向け旅行商品発売-銀聯サイトで、3年で3000名以上取扱へ

  • 2011年12月20日

 JTB北海道はこのほど、中国人向けに旅行商品を企画した。12月15日の北海道の上海事務所開設にあわせ、中国銀聯オンライン公式ショッピングモール「銀聯在線商城」を通じて販売を開始した。JTB北海道によると、台湾や韓国、香港などからの旅行者はに比べて中国人旅行者の数はまだ少なく、2010年はJTB北海道グループ3社で2000名から3000名弱だったという。一方で、中国人個人観光ビザの要件緩和や、今年5月に中国政府から中国国内での中国人に対する海外旅行販売の認可を受けた「交通公社新紀元国際旅行社有限公司(新紀元)」など、今後の訪日中国人旅行需要の拡大が見込まれており、中国人旅行者の取り込みをはかる考えだ。

 JTB北海道は中国銀聯オンライン公式ショッピングモールの運営に参画する富士通マーケティング・エージェントと、北海道時計台エンタープライズの2社と連携。第1弾としてパウダースノーとして海外から人気のある「北海道スキー旅行」を、JTB新紀元を通じて同ショッピングモール内で販売する。ショッピングモールには、中国館、台湾館、米国館、日本館があり、2011年9月に富士通マーケティング・エージェントと北海道時計台エンタープライズは、日本館で北海道内の高級家具や化粧品、北海道ならではの工芸品などの取り扱いについて契約していた。今後は、旅行販売だけでなく、こうした道産品を始めとする全国の工芸品なども販売していく計画だ。

 また、工芸品買い付けツアーやメディカルツアーといったより幅広い旅行商品も取り扱っていく予定で、3年後には同ウェブサイトを通じ3000名から4000名の取扱をめざす。