KNT、10月の海外旅行は2.7%減-学生団体、企画旅行好調

  • 2011年12月13日

 近畿日本ツーリスト(KNT)の2011年10月の旅行取扱実績で、海外旅行は前年比2.7%減の129億2312万2000円となった。団体旅行では、一般団体は11.5%減の25億1017万4000円となったが、学生団体は19.9%増の15億9854万9000円と大幅に回復。合計は1.5%減の41億872万4000円と前年をわずかに下回る結果となった。企画旅行はホリデイが4.0%増の50億8121万4000円と好調だったが、個人旅行は11.3%減の37億3318万5000円と前年を下回った。

 国内旅行は4.5%減の223億1842万5000円で、団体旅行で一般団体が復興需要の取り込みや大型イベントなどで21.7%増の49億8814万2000円と好調に推移した。学生団体もピークシーズンに入り、震災で旅行を後倒しした団体の実施もあり、2.4%増の76億3211万2000円となった。団体合計も9.2%増の126億2025万4000円と増加した。企画商品は予約システムの入替による影響が発生し、メイトで20.5%減の59億5684万7000円となり、個人旅行も13.4%減の37億4083万円と低調だった。

 外国人旅行は、原発事故の影響が引き続き、少しずつ回復傾向が見受けられるが、42.3%減の5億1030万9000円となった。