JTBワールドバケーションズはこのほど、季節や期間が限定されたイベントや特定の目的に特化した素材を核とした海外パッケージ商品を、ルックJTBブランドの「eコレクションシリーズ」と題して販売を開始した。まず「シーズン」「イベント」「スポーツ」を当面のテーマとして掲げ、それぞれのマーケットが大きくなくても人気が根強い分野や、注目の高い素材を組み込んだ商品を販売していく。

　今回シリーズ化するテーマは、パンフレットの設置スペースなどの問題があったため商品化がしにくかったという。eコレクションでは、紙のパンフレットではなく、デジタルパンフレットを基本とすることで商品化が可能になったという。商品は、「シーズン」では花見や花火、旬の食事など、「イベント」では音楽祭やコンサート、お祭りなど、「スポーツ」ではゴルフやスキー、ダイビング、マラソンを観戦したり参加するツアーなどを用意していく。

　今回は、東京発の7方面15コースを設定。例えば「イベント」では「エミレーツ航空で行く　リオのカーニバル　チャンピオンパレード観覧7日間」や、「シーズン」の「クリスマスイルミネーションとワイキキの夜景を楽しむハワイ6」、「スポーツ」の「ソニーオープン2日間観戦＆ゴルフ2日間2ラウンドプレイ　ハワイ7」などを企画した。販売は店頭とウェブサイト、コールセンターでおこなう。

　今後は、3ヶ月に1回の商品造成を軸としつつ、仕入れられた素材などにあわせて随時商品も設定して拡充する方針。当初は東京発のみを販売して市場性を見極め、他市場にも拡大していく。

　なお、すでにデジタルパンフレットで展開しているJTBお買得旅の「旅のアウトレット」に続き、最上級のSLグレードホテルやビジネスクラスを利用する商品も、eコレクションと同様の手法で「アウトレット・バリュー」としてシリーズ化している。