ジェットスター、国内線も旅行会社の販売に期待-新運賃体系も

  • 2011年10月20日(木)

 ジェットスター航空(JQ)東京支店長の中田茂氏は10月19日、オーストラリア政府観光局(TA)の協賛のもと開催したプロダクトセミナーの場で、ジェットスター・ジャパンが運航する国内線も旅行会社の販売に期待していると明言した。現在は運航許可の申請手続きや路線の検討など準備を進めている所だが、運賃体系はJQの国際線と同様、変動制のFIT向け公示運賃、定額制のパッケージ用運賃とグループ用運賃の3種類を導入予定。予約と販売は、JQの予約システム「スカイスピード」を介して受け付ける計画だ。

 ジェットスター・ジャパンは2012年末までに国内線、2013年中に短距離国際線への就航を予定。3機のエアバスA320型機で運航しはじめ、数年内に24機まで拡大する計画だ。組織面では年度内に100名の採用を計画しており、「数年内に800名を揃えたい」という。中田氏は、会場に集まったオーストラリアの担当者に、「(国内線で)就航予定の各都市で、オーストラリアの販売機会が増加する」とアピール。JQ便との接続により、オーストラリアへの旅行者増にも繋げるねらいを語った。


▽新運賃体系、柔軟性をアピール

 プロダクトセミナーでは、5月17日に消費者向けに導入し、下期から旅行会社向けにも導入するJQの新運賃体系についても説明。これは、片道ごとに「コンフォートパック(ブランケットや枕などのアメニティセット)」や機内エンターテイメント、機内食の有無、受託手荷物の重量などを指定できるようにしたもの。座席と無料の受託手荷物10キログラム分(ビジネスクラスは30キログラム分)を基本とし、各種の有料オプションを追加し、最終的な運賃を決定する。

 例えばコンフォートパックは持ち帰れば帰りの便でも利用可能であるため、片道のみにすれば旧運賃体系よりも1人あたり600円安くなり、食事を付けなければ片道ごとに2500円ずつ安くなる。また、受託手荷物は15キログラムから40キログラムまで5キログラム単位で購入可能だ。

 中田氏は、家族4人の旅行を例に、「コンフォートパックは片道のみ、食事は昼便の復路のみ、大人2名のみ受託手荷物を購入」を条件とした場合、4人合計で旧運賃体系よりも2万3600円安くなると説明。必要なサービスを選択できるようになったことで、顧客のニーズに合わせて柔軟な販売ができるとアピールした。

 なお、パッケージとグループ用の運賃については、下期も引き続き機内食とコンフォートパック、20キログラムの受託手荷物を自動加算で販売することとなる。

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