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ツアーオブザイヤー、国交相賞は日旅の女性チーム企画・週末トラベラーに

  • 2011年10月3日

ツアーオブザイヤー受賞者と審査員  ツアーオブザイヤー実行委員会は9月30日、ツアーオブザイヤー2011の表彰式をJATA旅博会場内で開催した。今年は海外部門で76作品、国内部門でが25作品の応募があり、受賞作品に海外部門は5作品、国内部門は2作品を選出。国土交通大臣賞は日本旅行の「女性プロジェクトチームが企画!週末トラベラー」に授与した。同作品は市場拡大貢献部門を獲得しており、多忙な女性のニーズと、ホテルや食事など女性の嗜好を的確に捉えた点が評価された。受賞者挨拶では「今後も女性が元気になる商品を造り、アラフォー女子パワーで市場を開拓していきたい」と、喜びとともに今後への意欲を語った。

 また、観光庁長観賞は、国内部門がジェイティービー(JTB)西日本国内商品事業部団体企画販売課の「地恵のたび」。海外部門がJTBワールドバケーションズ商品開発部の「ルックJTB魅惑のメキシコ&キューバ」が選ばれた。

国土交通大臣賞は女性の視点を元に企画した商品。「全員で賞をもらえたことは励みになる」と喜びを語る  ツアーオブザイヤーは旅行業の企画旅行とマーケティング力の向上、観光立国の施策に居することを目的に表彰をするもので、今年度の賞は2010年7月から2011年6月末までに催行された募集型企画旅行と受注型企画旅行を対象に選考した。

 日本旅行作家協会会長で審査委員長を務めた兼高かおる氏は式の冒頭、「今、旅行業は大変苦しんでいるところにあるが、昨年と変わらない数の作品が応募され見事な作品が多く、その努力にお礼をいいたい」と挨拶。また、来賓として参加した観光庁長官の溝畑宏氏は「ツアーの企画は心臓部分。表彰を続けることでさらに素晴らしい企画が生まれ、旅行・観光産業が国民を上げて旅を楽しんでいく起爆剤になることを期待している」と激励した。

 最後に、ツアーオブザイヤー2011実行委員長である日本旅行業協会(JATA)会長の金井耿氏が「いずれも選抜に困る粒ぞろいの作品だった」と講評し、「内容的に充実を重ねてきている。旅の意味合いを果たしうる作品を今後も応募していただけるようお願いしたい」と締めくくった。


このほか、海外部門のデスティネーション開発部門でJTBワールドバケーションズの「アエロメヒコ航空チャーターで行くカリブの真珠キューバ」が入ったほか、
 


▽ツアーオブザイヤー2011

【海外部門】

市場拡大貢献部門グランプリ <国土交通大臣賞>
日本旅行 東日本旅行商品部
「女性プロジェクトチームが企画!週末トラベラー」
受賞理由:「海外旅行に行きたいが、忙しくていけない」という30代、40代女性を対象に、1泊2日から3泊6日の短期商品を企画。アジアや欧州都市など19方面で展開し、ご当地スイーツは必ず組み込むという女性ならではのニーズも組み込んだ。500人の販売目標に対し650人を集客した。

パッケージ旅行部門グランプリ <観光庁長官賞>
JTBワールドバケーションズ 商品開発部
「ルックJTB 魅惑のメキシコ&キューバ」」
受賞理由:世界遺産観光に偏りがちなメキシコを細部まで掘り下げ、ホールセール商品として多彩なバリエーションとコースを設けた。パンフレットは説得力があり、読みもとのしても面白い。

デスティネーション開発部門グランプリ
JTBワールドバケーションズ 欧米部
「アエロメヒコ航空チャーターで行く カリブの真珠キューバ」」
受賞理由:各部門でキューバ商品のエントリーがあったなか、一歩踏み込んだ商品に仕上がっていた。大使館や関係諸機関とも見事に連携していた

審査員特別賞 パッケージ部門
日本旅行 東日本海外旅行商品部
「ヨーロッパのクリスマス」
受賞理由:クリスマスを、一般的に知られているドイツやフランスのみにとどまらず、チェコやオーストリア、スイスなどヨーロッパ全体の文化を幅広く取り上げ、選択肢を広げている

審査員特別賞 デスティネーション開発部門
三越伊勢丹 三越旅行部
「ボルネオ熱帯雨林気候7日間/ボルネオ熱帯雨林気候とブルネイ王国9日間」
受賞理由:完成度が高い本格的なエコツアー商品。ブルネイ滞在プランが新鮮で、清潔感もあり、コンパクトにまとめられて高齢者でも安心して参加できそうな点


【国内旅行部門】

パッケージ旅行部門グランプリ <観光庁長官賞>
ジェイティービー 西日本国内商品事業部団体企画販売課
「地恵のたび」
受賞理由:地域の人々との交流や知的好奇心を刺激する内容が盛り込まれている。参加者、地域の人々など地域に寄与する「まちおこし」に繋がる

審査員特別賞 パッケージ部門
阪急交通社 九州営業本部メディア営業部国内旅行課1課
「往復九州新幹線利用!薩摩・大隈2大半島ぐるり周遊2日間」
受賞理由:九州新幹線にただ乗るだけでなく、めったにツアーに盛り込まれない大隈半島に着目するなど企画が盛り込まれていた