横浜、箱根と外客誘致で連携プロジェクト発足、滞在型来訪を促進へ

  • 2011年7月12日(火)

 横浜観光コンベンション・ビューロー(YCVB)は、外国人観光客の来訪と滞在促進をめざし、箱根地域の集客に向けた活動をおこなう「箱根プロモーションフォーラム」との連携プロジェクトを発足した。現在は東京/大阪間のゴールデンルートの人気が高く、横浜は山下公園や中華街など市内への立ち寄り観光が多い。そこで、営業ツールとして近隣地域との連携により幅広い商品を造成し、情報発信や海外のトラベルマートへの出展などを通して滞在型観光の誘致につなげるねらい。まず、国際観光リゾート地である箱根と国際観光シティの横浜が一緒に取り組むことで認知度を高めるとともに、神奈川の観光立県の実現を牽引していく。

 連携プロジェクトは、YCVBの賛助会員で構成するアジアインバウンド部会と、箱根プロモーションフォーラムの賛助会員で構成する外務委員会で推進する。7月7日の第1回会合では、連携商品企画に向けたワーキングを実施。9月の中国・広東国際旅遊博覧会での商品紹介を予定しており、11月にパシフィコ横浜で開催される「VISIT JAPANトラベルマート」で同商品のFAMツアーも招聘する考えだ。また、長期的には連携地域の拡大も視野に入れ、最終的にオール神奈川でのセールス・プロモーションをめざす。例えば県内での宿泊を条件に、県内の移動をフリーパスとする商品企画なども働きかけていく。

 YCVBアジアインバウンド部会の幹事である新横浜ラーメン博物館営業戦略事業部セールスマネージャーの一重治氏は、第1回会合後に「観光立県・神奈川に向けたキックオフができた。このフレームを作れたことが大きい」と成果を強調した。


▽2013年度に100万人目標、中国リピーターへの滞在型を訴求

 YCVBでは2013年度のインバウンド誘客の中期計画として、2010年度の約50%増となる100万人を目標としており、受け入れ環境整備や共同プロモーションを推進していくことを決定している。今回の連携プロジェクトもその一環だ。市場別では中国市場を最重要地域としており、今後拡大する訪日旅行客リピーターに1つ上のアーバンリゾートとして、質を重視した商品訴求を戦略としていく意向だ。

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