HIS、知床で自然体験、アウトドア技術も学べるツアーを発売

  • 2011年6月30日

 エイチ・アイ・エス(HIS)エコツーリズムデスクはこのほど、NPO法人知床自然学校と協力し、世界自然遺産の知床で自然を体験しながら、いざというときに役立つアウトドア技術を学ぶ「夏休み知床自然学校4日間」を発売した。 同ツアーは東日本大震災の発生で災害時の緊急対応策や節電に注目が集まる傾向を受けて設定したもの。夏休みの親子連れに加え、大人での1人参加も見込む。

 ツアーでは指導員のもと、川の水を浄水し飲料水にする、災害時に役立つロープの結び方を学ぶ、自家発電機を作動させ電気をつける、囲炉裏で火をおこし炭で料理するなど、アウトドア技術を学びながら体験する。また、知床断崖シーカヤックや知床五湖などの原生林トレッキングといった自然体験も盛り込み、大人から子どもまで楽しみながら学べる内容を用意した。

 さらに、知床の森林保全活動として、どんぐりの苗木作りや樹木を護るネット巻き体験も実施。どんぐりの苗を参加者が育て、発芽後知床に植樹する「どんぐり里親プロジェクト」をツアーに組み込むことで、自然環境の保全活動に貢献できる機会を提供する考えだ。

 出発日は8月26日限定で、添乗員が同行。旅行代金は羽田発着で大人1名あたり12万8800円、現地集合現地解散で大人1名あたり9万6800円。小学生以上から参加可能とした。申し込みはHIS新宿本社のエコツーリズムデスクのほか、インターネットでも受け付ける。最少人数は8名で、定員は15名限定とした。