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JALグ、11年度路便計画で羽田/ホノルル線大型化−羽田発着国内6路線を増便

  • 2011年1月21日
 JALグループは2011年度の国際線、国内線路線便数計画を策定した。国際線では、モスクワから東欧への乗継やビジネス、観光需要を見込む成田/モスクワ線を週2便から3便に増便。羽田/ホノルル線については販売が好調に推移していることから、機材を大型化。ボーイングB767-300ER型機からボーイングB777-200ER型機へ変更する。一方で、成田/バンクーバー線はB777-200ER型機からB767-300ER型機へ変更する。

 国内線では、羽田空港の発着枠を活用し羽田発着の国内6路線を増便する。今回増便した路線は収益性の高さから決定したもの。日本航空(JL)広報部によると、羽田発着路線は需要が見込める路線があり、その他の路線についても増便へは意欲的だ。このほか、福岡/奄美大島線、福岡/屋久島線を週1便で新たに開設する。

 国際線の座席供給量(ASK)では、上期は前年比26%減となったが、下期は前年下期から大幅な運休や減便をしていることから0.8%減とほぼ前年並みの規模となった。なお、4月からのアメリカン航空(AA)との共同事業によるASKへの影響は含めていない。国内線のASKも上期は11%減、下期が0.6%減となっている。


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