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エミレーツ航空、A380を1兆円分オーダー−合計発注数は90機に

  • 2010年6月11日
 エミレーツ航空(EK)は6月8日、エアバスA380型機を32機追加発注した。すでに58機を確定発注しており、合計90機のA380型機を所有することになる。エアバスが受けている同型機の確定受注数は17社から234機で、EKが全体の4割近くを占める。また、今回の発注分の代金は、カタログ表記価格で115億米ドル(約1兆500億円)に相当する。

 EKは、2008年にA380型機の初号機の運航を開始し、今月7日には10機目を受納。現在はドバイからロンドン、トロント、パリ、ジェッダ(サウジアラビア)、バンコク、ソウル、シドニー、オークランドの8路線に投入している。また、8月1日から北京線、9月1日からマンチェスター線、10月1日からニューヨーク(JFK)線で運航を開始する予定だ。今後は、全世界100以上の空港への就航をめざしているという。

 なお、EKは座席供給量をあらわす有効座席キロ(ASK)ベースですでに世界2位の規模となっており、業績面も好調。2009年度も、厳しい環境下で前年比416%増となる9億6400万米ドル(約880億1200万円)の利益をあげている。