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米系5社が羽田/米国線を申請、1日4便の枠に1日11便−ハワイアン航空も

  • 2010年2月18日
 デルタ航空(DL)とアメリカン航空(AA)、コンチネンタル航空(CO)、ユナイテッド航空(UA)、ハワイアン航空(HA)の5社は2月16日、羽田/米国線の開設を米国運輸省(DOT)に申請した。米国側が持つ1日4便の発着枠に対してDLは4便、AAとCOとHAは2便、UAは1便ずつ、合計11便が集まった。実際の路線は今後DOTの検討後決定され、羽田空港の発着枠が拡大し日米間オープンスカイが実現する10月以降に運航が開始される見通しだ。

 DLは最多の4路線を申請。都市はシアトル、デトロイト、ロサンゼルス、ホノルルで、日本航空(JL)との提携が実現しなかったことから、スカイチームが唯一羽田空港に発着枠を持たないアライアンスであり、DLが羽田の発着枠を獲得することが競争の維持と強化につながると訴えている。

 一方、AAはニューヨーク(JFK)とロサンゼルスへの就航をめざす。また、COはニューヨーク(EWR)とグアム、UAはサンフランシスコへの路線開設を申請した。

 5社のなかで唯一現在日本路線を運航していないHAは、羽田/ホノルル線を1日2便で申請。現在のところ、羽田空港で長距離路線の運航が認められるのは22時から7時までの間で、HAでは2便とも羽田を深夜に出発して12時ごろホノルルに到着、復路は18時45分前後に出発して羽田着が翌22時ごろのスケジュールを想定しているという。

 なお、そのほか運航スケジュール案を発表したDLとAAの詳細は下記を参照のこと。